
布基礎と床仕様に隠されたプロのこだわり
本日は、建設が着々と進む現場の様子をお届けします。
建物をしっかりと支える基礎工事が無事に完了いたしました。
今回の倉庫(トラス構造)兼事務所の現場では、床下全体を覆うベタ基礎ではなく、荷重がかかるラインを効率よく支える「布基礎」の形式を採用しています。
トラス構造の大空間や建物全体の重みを、外周や主要な壁・柱のライン(逆T字型のコンクリートなど)でしっかりと地面へ伝える、非常に理にかなった構造設計となっています。
また、写真をご覧いただくと、倉庫部分の床面があえて「土のまま」の状態になっていることにお気づきかと思います。
これは手抜きではなく、以下のような合理的な理由やスケジュールに基づくものです。
・工事中の破損・汚れの防止: この後のトラスや骨組みの組み立て(建て方)の際、重機や資材が頻繁に出入りしても、先に打った土間コンクリートを傷つけずに済むため。
・設備配管や細部の最終調整: 倉庫内に入る排水や電気などの配管を正確に行い、最適なタイミングで土間を仕上げるため。
・入念な地盤の転圧と最適施工: 重量物を置くことも多い倉庫の床下をしっかりと突き固め、用途に応じた最適な厚みや仕上げ(金ゴテ押えなど)の土間コンクリートを後から施すため。
見えなくなってしまう構造の精度から、細かな空間設計の理由に至るまで、長く安全に使い続けられる建物を造るためのこだわりがこの基礎に詰まっています。
次回はいよいよ、木造トラスの骨組みが組み上がる「建て方」の様子をお伝えする予定です!
今後の進捗もどうぞお楽しみに。